「梓は梓。私は私。お母さんには関係ない。」
「なら、あなたは大学に行く気?」
「大学に行く気は、無い。」
「その程度ならいらないの。」
「そういうことじゃない。」
大学に行く気は、無いけど友情は崩れないと思うよ。
「お母さん…あなたは…何を見ていたの?友情が、崩れることを願っていたの?」
「そうよ。」
アッサリと肯定した。
「なら、娘の話は聞かないんだね。」
「どうしてそうなるの?」
「あなたが言っていることを言っただけだけど?」
「…美音…。」
「お母さんが、おもうようにはいかないよ。明日だって分からないから。未来だってわからない。」
「そうね…。」
お母さん…友情を、なめないで!!


