"バンッ!"
屋上の扉が開いた。
そこには、ナースさんがいた。
「花音さん! 探しました!」
「えっ? 何か?」
「あのッ。」
あたしをチラリと見た。
「あたしも知りたいです。教えてください。」
「梓ちゃんが言っているんだから、大丈夫。言っていいわ。」
「はい…。では…。」
ナースさんが辛そうな顔をして、言った。
「美音ちゃんの…。」
そこでつっかえてしまった。
あたしなら…平気だよ?
ドクン…
なんか…嫌な予感が…。
隣の花音さんをみたら、花音さんもそうと感じたみたい。
ナースさんが辛そうな顔をして、言った。
「美音ちゃんの…容態が……急変しました…。」
嘘…。


