饅頭先輩と愉快すぎる俺たち

「いや、饅頭先輩の名前は・・・」



知らない。



確かに、彼はそこまで表に立って目立つ中心人物的な存在ではない。



それでも、鬼ごっこのときには常に参加しているし、全くの幽霊部員ではない。



しかし、今ここにいる二年生九人のなかで誰も彼の名前を言える奴はいなかった。