「みんなに提案があるんだけど」


「何?何?」


「新しい饅頭対策?」


「だから、呼び捨てっ」


「饅頭同盟の目的を変えようと思って」


「へえ、どういう目的になるの」


「饅頭先輩とライブに行こう、的な目的にするの?」


「もう、そのネタは勘弁してくれ」


「やっぱ『ラブ饅頭』に変更だろ」


「それは名前を変えただけじゃん」



話が全く前に進まないというのは、大学生に限らずよくある。



だけど、この光景が不思議と大学生はよく似合ってしまうのだ。