love letter ~顔も知らない母からのメッセージ~



世間話をしながら、湊さんと修二さんと、睦月さんが、後ろの席に乗ってる。

俺はマネージャーの、倉沢さんの隣である助手席。

「小僧ども。もう少し静かにせんか。満が眠れんだろう。」

ちなみに、倉沢さん、kingの、マネージャーをしていたことも。だからか、kingが相手でも、容赦無く、命令。

俺以外は。

「倉沢さん、許してー。」

「元は俺らのマネージャーだったんだからさ。」

湊さんと修二さんが、口を尖らせる。

可愛らしい……。

「俺が今、マネジメントしてるのは、満だからな。」

「そうだけどさー。」

倉沢さんには、優先順位が必ずある。

一番はその時、マネジメントしてる人。

二番に、社長。

三番に過去にマネジメントした人。

だから、なんだかんだ行って、kingには、甘い。

freshにも、甘い。