love letter ~顔も知らない母からのメッセージ~



「まぁ、よろしくっす。お・義・兄・さ・ん。」

「俺は断じて、許さんからなーっ⁈」


まだ、睦月さんを説得するのは、無理そうです。

そして、king room の、収録も終わり、俺はスタジオから、楽屋へと移動する。

「満ー。」

「湊さんと修二さん。それに、睦月さん。どうしたんスか?」

湊さんと修二さんならともかく、睦月さんまで一緒なんて、1年ぶりくらいか。

「事務所、一緒に帰ろ。」

俺はもちろん、即OKした。

何か、理由があるんだろうから。


しばらく、湊さんたちを待ち、あまりにも、遅いので車に乗り込む。

「遅れたよー。ごめんねー。」

ゆったりした声が聞こえる。

湊さんの声。

「いえ。大丈夫っす。」

きっと、睦月さんの準備が遅かっただけだろうし……。


「今日は、fresh全員に話があるんだよねー。」

いつもなら、誰か一人なのに……⁈