しばらくして、freshは、絶頂期を、迎えた。

kingに続くアイドルとして、有名になり、日本で俺たちのことを知らない人はいないくらいだった。


「疲れた〜。私のジュースとってー。」
柊花が、七瀬に、オレンジジュースを渡す。

「ありがと柊花ー。」

「ぁ、あたし、あと、20分でドラマの撮影‼」

「そーよ‼収録長引くって連絡しておいたから急いでっ‼翔希と、七瀬は、確か、タカラモノTVに、郁馬は、雑誌撮影、満は、ソロの収録‼」

柊花の、マネージャーである、美緒が、俺たちに言う。正しくは柊花の、マネージャー兼freshのマネージャー。

一番仕事が多いのが柊花だから、美緒が、ついてるらしい。

俺たちにも一応ついてるけど。



「じゃぁ、事務所でっ‼」


俺たちはどんなに忙しくても毎日、事務所で会うことにしている。

また、七瀬みたいなことが起こった時に、素早く対処できるように。

俺も、マネージャーの、倉沢さんに、車をまわしてと、電話する。