「一応ね。パティシェになるために、学校にも行ったし。」

「おぉ~。」

俺たちが、来たことに気を使ってか、カフェのほうをクローズにした。

クレープのほうは人が来ないから、クローズにする必要がないということらしい。。。

「ユキ、園子。こっちにいらっしゃい。」

もちろん二人の従業員とも知り合い。

「ユキたちは、専門学校に今通ってるの。バイトでここにいるのよ。ホールばっかり任せちゃうけどね。」

珠里さんはイタズラっぽく笑う。

その笑顔は、すごく輝いて見えた。

「珠里さん、人使い荒いんですよ~。睦月さん来たら、睦月さんに皿洗いさせてますし。」

苦笑するユキさんに、七瀬は満面の笑みで答える。

「どんどん、使ってやってください♡」