そんな俺たちを見て七瀬は、笑った。
顔をくちゃくちゃにして、
笑った。
「七瀬・・・。」
「睦月泣きそう。きもっ。麗子さーん!!」
そんな俺たちを見て七瀬はますます笑った。
感情が豊かな子だった。
~そして。。。4年がたった。~
俺は、修二と、悪友、神代湊と3人でアイドルになった。
七瀬は4歳になった。
「七瀬ぇ・・・。」
「お兄たん、邪魔。早く行ってよ。」
七瀬は、少しどころか、
かなり毒舌になってしまった。
可愛くて純粋な七瀬は、湊のせいで汚れてしまった・・・。
「睦月!遅いと置いてくわよ!」
アイドルになったため、何かあったら家族に迷惑かけるという理由で一人暮らしをすることになったと言う湊の手伝いにかり出された。