「まさか、ぬいぐるみ全部に名前つけてんの?!」

「当たり前だろっ。俺の友達だっ!」


修二はぬいぐるみが友達とかイタい。

と真顔で俺に言う。

「じゃぁ、教えてやるぜ。」

俺はそんな言葉気にせず、部屋に七瀬と修二を連れて行く。

「まず、このウサギが花子だ。」

「ネーミングセンスもないね。」

「でな、このサルはうっきー。」

「鳴き声からとったつもり?」

俺のつけた名前にいちいち突っ込みを入れる修二。

ホント律儀だよな。

「こっちの、アルパカはアルパッカ。」

「アルパカに小さいつを入れただけだよね。」

とりあえずお気に入りの4つを紹介した。

修二は一個気になったらしく、

俺に名前を問う。

「この子たちは。」

「白の猫の名前はN子なんだけど、そっちはまだなんだよな。」


白黒の猫。

可愛すぎて即購入した。

乙女じゃないからな俺は?!

七瀬へのプレゼントだからなっ。

「じゃぁ、フランシス。」

「七瀬が呼びやすい名前!!」

「・・・にゃんこ。」