次の日


「おはよう。パパ。」

「おはよう。あと、誕生日おめでとう。ほらこれ。」

白い封筒。それからでっかい箱。

「母親からの手紙?」

「必ず読めよ。」

そう言われて律儀に読む私は偉いと思う。

「なっ・・・。」

私は今までもらった手紙の箱を出す。

ずっと、手紙とプレゼントが用意されていたのを覚えている。

でも、使ってなかったし、

今思えば、もう古いでしょというキャラクターもある。。。


「これは。」

4歳の時のはじめてのプレゼント。

もらったウサギの人形はピンクで当時すごく喜んだ覚えがある。

5歳の時のはじめてもらった手紙。

この年も人形だった。確かクマの大きな人形で、私は一緒に布団で寝ていた記憶がある。

大きなクマは母親みたいに思えた。

6歳の時。

文房具だった。

なにこれと思うような古いキャラクターだった。

でも。私は素直に喜んでた。

7歳の時。

初めて、色鉛筆をもらった。

しかも36色も入っていた。

興奮していつも絵をかいていた。

そのおかげか今でも絵だけは得意なほうだ。

8歳の時。

スケッチブックだった。

大きな画用紙だーって言って目を輝かせて。

お風呂場に持ち込もうとした記憶もある。