黒玄は ニヤリと笑みを浮かべると、 「お願い? 命令じゃねぇのかよ?」 「命令って 嫌いでしょ?」 ジュリアはニコリと 笑みを浮かべると、 黒玄は 「よく分かってらっしゃる。」 笑いながら言い、 「じゃあ、行きますか。」 立ち上がった。 狛は、 立ち上がり、 「では、 ジュリア、参りましょうか。」 玄関へと向かい、 ドアを開けた。 外は青空が広がり、 雲一つない青空だった。