可憐な華にくちづけを






───少しずつ、少しずつ、

呼吸は一定となり落ち着いた。



「…どうだ、少し息苦しいか」


「いえっ、」


「はい、お嬢様…こんなもので悪いけどさ?」



喉がカラッカラ…



「ありがとう…頂くわ。」



彼が私の身体を起こし上げゆっくりと飲んだ

お水が喉を潤し、とても気持ちがいい。



「少し休むといい、」


「ええ…ごめんなさい、そうするわ。」


「でも…お嬢様一人にするき?風ちゃん。」