最近こんな事ばかり言う
コイツなりに心配しているのかしら?

そうだったら、迷惑。





「きーえちんっ!」


「なによ?」


「これはね~?きーえちんのために取り入れたんだよ?」


「……えっ?」



キラキラと輝くソレをわたしの目線まで持ち上げた。目の前にある冠。

それはきっと豪華な物。





「いらないわ。」


「えー?」


「わたしが、そんなもの欲しいと思っていたの?そこら辺の女性と一緒にしないでほしいわ。」



贈り物をすれば女性は堕ちる 惹かれる
そう思っていたのかしら、

わたしにまでも。




「ちがーう!!」


「だったら、どうゆうことよ。いつもわたしはこんな物いらないと分かっているでしょ?」



だけど高価な珍しい物なら
貰ってくれると考えていたのよ、コイツは。