恋のピース


午後3時。

全ての授業が終わり、彩愛は鞄をもった。

麻衣は鞄の中にさっきまで食べていたお菓子をいれて、鞄をしめて

「いこっか!」

と言って、鞄をもった。
「うん。」

彩愛は麻衣の後をついて行く感じに学校をでた。

学校を出ると、麻衣と彩愛はいつも2人で行くカフェに入った。

2人は入り口に近い、窓側にある席に座った。

ここは2人の特等席だ。
「ご注文は?」

店員が2人に注文をききにきた。

「じゃー…抹茶オレで。」

彩愛はテーブルの上に置いてあるメニューを見ずに言った。

「私はミックスジュースで!!」

麻衣もメニューを見ずに言った。

「いつもその飲み物ですね」

店員はにこりと笑いそのままメニューをカウンターにいるマスターに言いにいった。

「もう常連だね私達!!」

麻衣は笑いながら言った。

「そりゃぁほぼ毎日来てるからね。」

彩愛も笑いながら麻衣に言った。

「あ、そう言えば…麻衣聞きたいことって?」

彩愛は麻衣に聞いた。

「…あのね…。」

麻衣は顔を少し赤くして小さな声で彩愛に言った。

「私…蓮司のこと好きになっちゃった…。」

「えっ。」

「だから…蓮司の事に詳しい彩愛に蓮司の好きなタイプとかを聞きたいの。」

彩愛は麻衣の言葉に驚きを隠せなかった。