君がくれたもの


 私は聞くつもりなかったけど…

 ついつい聞いてしまった

 「鈴香、走りたいって言ってるの聞くたび、辛くなる。」


 「だから、もぅ終わった話だろ?!お前はお前なりに鈴香に答えようとがんばってるじゃねーかっ!今更お前がダメになってどうするんだよっ!」


 三浦亮が真面目に言ってるの初めてみた



 「でも、あんな事なかったら鈴香は今も……」


 「光輝っ!!」


 喫茶店中に響き渡る声


 私も勢いでびっくりしてしまった


 でも雰囲気が悪くなったのは一瞬で、元に戻った


 「すまん…俺は亮まで…傷つけてるな…」


 「だと思うなら、前だけみてろ」


 「俺……鈴香のために……亮のためにも頑張るから……!!!」


 「はは…俺はいいよっ!でも、俺の気持ちは無駄にすんなよ?」


 「わかってるよ!」


 何々?この複雑な会話


 鈴香…さんは

 光輝と三浦亮とどんな関係が……?


 いったい過去に何があった?