君がくれたもの



 学校にはギリギリ間に合った


 光輝は周りの目を気にせず、私をおろそうとしない


 けど私は限界だ!


 光輝が近すぎる!!


 周りの目も恥ずかしかったけど、

 私の心臓がもたない


 「光輝!学校ついたし、私もぅ歩くよ!大丈夫だから!保健室ぐらい歩けるから!」


 私はそういったけど


 「いいから!」


 といって光輝はおろしてくれない


 私は光輝に


 「あっそ~~~おろしてくれないならこうしてやる~~~!!」


 そう言って私は光輝の髪をグチャグチャにした


 「ウワッ!優奈!おま………あーわかったわかった!」


 そう言って私をおろしてくれた


 「髪はないだろー俺のセットした髪がー」


 光輝はセットしたとか言うけど私から見ればあまりバッチリセットした感はない


 別にワックスでたたせてる訳ではなく自然体


 でも髪型が光輝によく似合う


 それを私がグチャグチャにしちゃったら、ボサボサになっちゃったけど、別に変ではない


 自然体がさらに自然体になった


 私は爆笑


 光輝はそれを見て、


 「笑うなしアホ!」


 「アホじゃないし、バカ!」


 そしてまた笑いあう