「冷たっ!」
びっくりして起き上がった
そこには光輝がいた
「どうだ?調子は?」
そういってジュースを私にくれた
「んーまぁまぁかな?」
「そうか!んまぁ、頑張った分結果はついてくるだろ」
「光輝がそう言う事いうとなんか怖いよ?」
私は笑いながら光輝に言う
「はぁ?おまえ俺をバカにしてるだろ?」
私は笑ってごまかした
「俺は努力家だからな!」
「自分でいう?それ?」
「だって事実じゃん?」
「いや、わかんない」
笑いながら私は思った
入学して1ヶ月はたった
光輝はやはり陸上とサッカーの両立をこなしている
サッカーは中学からやってたから、高校入ってやるのはわかるけど……
わざわざ、両立っていう大変な道を選んでまで陸上もやってるのはなぜ………?
1ヶ月見てて光輝は部活には一生懸命だ
両立してても気を緩めぬことなく真面目だ
「光輝…あなたがここまで頑張れるのはなぜ?あなたをやる気にさせてる理由はなに?」
思ってる事が口にでてしまった
あ……言っちゃったよ………
「ふーん、やっぱお前も俺の頑張り認めたか!」
光輝が嬉しげに笑う
「あ……いや…その……」
私は言い返せなかった
頑張ってるのは事実だから
「んぢゃ、俺行くわ!お疲れ!」
そういって光輝は立ち上がり、私に背を向けた
