気がつけばわたしの頭は真っ白に染まっていた

 そう……テレビに出てくるようなシーン


 黒板消しを落とされたのだ…



 「優菜っ!大丈夫?」


 里奈は即わたしのアタマにかぶった粉をほろってくれた


 「ふ……ふざけんなよ…」


 「優菜…」


 何なの!高校始まっていきなりなにこのざま!!


 ちょー腹たつ!

 どこのどいつよ!

 締める!絶対締める!

 私のスタート台無しにしやがってーーー!!


 そう思っていると


 「アハハハハ!!」


 知らない男子達が私を見て笑っている


 なんで……知らない奴らに笑われなきゃいけないのよ!


 「普通気づくよな?」

 一人の男子が言う


 「だよな?おもしれーコイツが一番最初じゃね?引っかかったの!」


 また一人の男子が私を罵る


 もぅ……いや…