君がくれたもの



 昼休みのチャイムが鳴る

 「里奈!私屋上行ってくる!!」


 「屋上?」


 「そぅ!ここの学校にも屋上あったんだよ!」


 「優奈屋上好きねー」


 私は中学の時もよく屋上に行ってた


 悲しいこと、辛いこと…嫌な事があればすぐ行って空をぼんやり見る


 それだけで忘れられるから…


 「うん、まぁね!!んぢゃ行ってくる」


 里奈は自分からついて行くとは言わない


 きっと私の屋上に行く理由がわかってるんだと思う


 その優しさが本当にありがたい


 「次の授業までには帰ってくるんだよ!」


 「はーい!」


 そう言って私は屋上を目指した