「アハハ、んまぁ、あんな奴がすごい高校受かる訳ないか!問題児だったんでしょ?はっ……馬鹿ね!!」

 頭にもない言葉が口にでてしまった


 そのとき

 「そんなんで、受からない訳ないでしょ」


 後ろから低い声で私に向かって言われた言葉

 この声は……確か……

 保健室で神崎光輝と話していた男!!


 恐る恐る振り向くとなんとも言えない息を飲むような…男がたっていた


 髪は綺麗な茶髪…明るい色で染められ、きりっとした顔立ち

 誰がみてもこれは………


 イケメン………


 「あの………あなたは?」


 私は怯まず聞いた


 「俺?俺は光輝のダチの 三浦亮(ミウラリョウ)だよ?君は?」


 「私は、宮野優奈です」


 「宮野優奈?んぢゃ宮野、君いろいろアイツに切れてるだろうけど…アイツの過去とか馬鹿にするんだったら…俺…いくら女の子でも許さないから。」


 「何ですか?いきなり」

 「つまり、何も知らないくせに光輝をバカにするな!ってこーと!わかった?」


 「は……はい……」


 思わずその気迫に怯んでしまった