君がくれたもの



 「そ…そうなんだ…」


 「おぅ…」



 沈黙が続く




 気まずい




 「はぁ~~~!!!」


 いきなり背を伸ばし


 腕を上に上げる



 そしてブンと腕を下に下ろす



 勢いで光輝の手に当たった



 一瞬



 一瞬だけ


 手が触れて



 離れた



 「ごっ……ごめん」