「優奈…?」


 ドキッ─



 「おまえなんでここにインだよ?」


 「いや‥トイレから帰るところで……その……光輝の声が聞こえたから……」



 光輝は立ち上がるとそうか……だけいって立ち去ろうとした


 「ねぇ‥待ってよ…」

 知りたい


 踏み入れちゃいけないってわかってるけど


 あなたの力になれるなら私は力になりたい


 それだけだった


 気をひこうとかじゃなく…


 あなたが辛いなら…


 あなたの


 力になりたい─



 光輝は立ち止まった


 でもこちらを見ず黙っている


 「鈴香さんって……光輝とどんな関係なの?」


 「……………」


 光輝は黙っていた


 「ねぇ‥光輝っ!」


 すると光輝はゆっくりとこちらを向いて


 「おめーに関係あんのかよ?なんで…お前なんかにいわなきゃいけねーんだよ?」


 「そ……それは……」


 私は言えなかった


 「関係もないくせにいらないこと考えるな…」


 「で……も……」


 ガタンッ────!!