帰りの会が終わってみんなが帰る頃、6班だけ居残りで掃除。
「ってか一番うるさい2人が帰るってどゆことだよ!!!」
そう、ゆうきが言うようにりんはダンス、鈴木はサッカー、かなは塾だ。
少しキレながらもゆうきはぞうきんを洗って窓を拭いていた。
ゆうきとあきとと私。
…なんか変な組み合わせ。
ゆうきは小さい頃からの知り合いだからいいとして…
あきとはぜんぜん話したことすらない。
だから少し戸惑っていた。
私がほうきを持ってそんなことを考えていたらあきとが私の目の前に立って私の顔をじーっとみていた。
「…な、なに???」
恐る恐る聞いてみた。
「…ごみ踏んでる。」
「え???」
そう言われて足元をみると集めたごみのちょうど真ん中に私は立っていた。
「あ…、ごめんっ!!!!!!!!!」
私はすぐにその場をどいてばらばらになったごみをほうきで集めた。
チラっとあきとの顔をみても怒った様子はなかった。と、同時に無表情でなんか嫌な感じがした。やっぱりあきとは私のことが嫌いなんじゃないのか…?
そう思いながら集中して掃除を終わらせた。
「あとは…掃除終わったこと報告しなきゃ!!」
「じゃぁ俺行ってくるよ。」
あきとが自分から職員室へ向かっていった。
「…ゆうきどうする??待ってる???」
「そりゃぁ…もう暗いし3人で帰るか??」
3人で!?って思いながらも1人で帰るには暗すぎて怖い。私も一応女子なのだから。
「じゃぁ玄関で待ってよぉ」
私はそう言ってあきとのかばんと自分のかばんを持って階段を下りていった。
その後ろからゆうきもついてくる。
「ねぇ、ゆうきってさ好きな人とかいないの??」
「はっ!?!?!?!?!?!?!?」
いきなり聞いたせいか大きな声で驚くゆうき。
「なんでんなこといきなり聞く!?!?」
想像以上の反応に少し戸惑いながらも答えた。
「いや…なんとなく………」
「いないから。」
…はい?こんな過剰な反応みせといていない??そんなわけないじゃないですか。
そうココロで思ってもう一度きく。
「嘘!!!誰なの!?!?」
私はさっきのゆうきぐらいの声で聞いた。
「じゃぁお前はいんのかよ!!!」
やけくそになったみたいにゆうきが私にきいた。
好きな人…???
「…あれ??」
どうして今、あきとの顔が浮かんだ???
「…?ひなこ???どした???」
いきなり黙り込んだ私を心配したゆうきが私の顔を覗き込む。
「なんでもない…かも?」
「かも???」
もっとわけがわからなくなったみたいにゆうきが首をかしげる。
そんな表情されても私もわかんないんだけど…
「2人とも待ってたのか!?!?」
わけがわからない状態のところにあきとがきてもっとわけがわからなくなる。
今、私の頭の中であきとの顔が浮かんで…でも話してるのはゆうきなわけで…???
「ゆうき、どうしたの??」
私のことを指差しながらゆうきに問いかけるあきと。
「俺もよくわかんないんだよな…。」
私もよくわかんない。
「あーーーッ!!!!もう!!!!帰るよッ!!!!!!!」
考えるのが嫌になって私は自転車置き場へと走っていった。
今の時刻は7時42分。
冬にしたら相当暗かった。
だから私は走るのをやめて後ろを振り返る。
そこには笑っている2人の顔があった。
それにつられて私も笑った。
「ってか一番うるさい2人が帰るってどゆことだよ!!!」
そう、ゆうきが言うようにりんはダンス、鈴木はサッカー、かなは塾だ。
少しキレながらもゆうきはぞうきんを洗って窓を拭いていた。
ゆうきとあきとと私。
…なんか変な組み合わせ。
ゆうきは小さい頃からの知り合いだからいいとして…
あきとはぜんぜん話したことすらない。
だから少し戸惑っていた。
私がほうきを持ってそんなことを考えていたらあきとが私の目の前に立って私の顔をじーっとみていた。
「…な、なに???」
恐る恐る聞いてみた。
「…ごみ踏んでる。」
「え???」
そう言われて足元をみると集めたごみのちょうど真ん中に私は立っていた。
「あ…、ごめんっ!!!!!!!!!」
私はすぐにその場をどいてばらばらになったごみをほうきで集めた。
チラっとあきとの顔をみても怒った様子はなかった。と、同時に無表情でなんか嫌な感じがした。やっぱりあきとは私のことが嫌いなんじゃないのか…?
そう思いながら集中して掃除を終わらせた。
「あとは…掃除終わったこと報告しなきゃ!!」
「じゃぁ俺行ってくるよ。」
あきとが自分から職員室へ向かっていった。
「…ゆうきどうする??待ってる???」
「そりゃぁ…もう暗いし3人で帰るか??」
3人で!?って思いながらも1人で帰るには暗すぎて怖い。私も一応女子なのだから。
「じゃぁ玄関で待ってよぉ」
私はそう言ってあきとのかばんと自分のかばんを持って階段を下りていった。
その後ろからゆうきもついてくる。
「ねぇ、ゆうきってさ好きな人とかいないの??」
「はっ!?!?!?!?!?!?!?」
いきなり聞いたせいか大きな声で驚くゆうき。
「なんでんなこといきなり聞く!?!?」
想像以上の反応に少し戸惑いながらも答えた。
「いや…なんとなく………」
「いないから。」
…はい?こんな過剰な反応みせといていない??そんなわけないじゃないですか。
そうココロで思ってもう一度きく。
「嘘!!!誰なの!?!?」
私はさっきのゆうきぐらいの声で聞いた。
「じゃぁお前はいんのかよ!!!」
やけくそになったみたいにゆうきが私にきいた。
好きな人…???
「…あれ??」
どうして今、あきとの顔が浮かんだ???
「…?ひなこ???どした???」
いきなり黙り込んだ私を心配したゆうきが私の顔を覗き込む。
「なんでもない…かも?」
「かも???」
もっとわけがわからなくなったみたいにゆうきが首をかしげる。
そんな表情されても私もわかんないんだけど…
「2人とも待ってたのか!?!?」
わけがわからない状態のところにあきとがきてもっとわけがわからなくなる。
今、私の頭の中であきとの顔が浮かんで…でも話してるのはゆうきなわけで…???
「ゆうき、どうしたの??」
私のことを指差しながらゆうきに問いかけるあきと。
「俺もよくわかんないんだよな…。」
私もよくわかんない。
「あーーーッ!!!!もう!!!!帰るよッ!!!!!!!」
考えるのが嫌になって私は自転車置き場へと走っていった。
今の時刻は7時42分。
冬にしたら相当暗かった。
だから私は走るのをやめて後ろを振り返る。
そこには笑っている2人の顔があった。
それにつられて私も笑った。
