永遠に。

「ひなこって1年のときより雰囲気すごく変わったよね…」
りんが私の顔をじーっと見つめながら言った。
「いろいろあったから…ね」
私には彼氏がいたんだ。
学年で一番仲がいいっていわれるくらいの…
でもいろいろな事情で別れた。
多分そこから変わったのかも…
そんなこと思い出しながらもなにもいわなかった。
「おぃ、ぼっち。」
ぼっちはひとりぼっちのことで…
それを言うのはユウしかいないわけで
「これのどこがぼっちに見えるの??」
すかさず私が言い返すと固まって動けなくなっていた。
「ユウ、シャー芯ちょーだい」
「隣にもらえよ…」
あきれたみたいに私に言う。
隣の席はまったくと言っていいほどしゃべったことがない男子。
でも休んでた分のノートを貸して見せてくれたり優しい人…っぽい。
「…だって嫌われてるっぽいんだもーん」
そう、優しいけど目すら合わせない。
私が怖いとかそーゆーのじゃないよね…???
「はぁぁぁ?????あきと超優しいぞ!!!!!」
ユウが意地張って大声で言うからみんながこっちを注目する。
「ユウやめなよッ変なうわさ流れたらどーすんのッ!!!」
りんに怒られてはぁ…と肩をおとす。
…優しいのは知ってるんだけどね。
「席すわれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!」
級長の叫び声のような呼びかけが聞こえる。
それでみんなが笑う。
いつもどおりだ。
「起立、礼、お願いします。」
つまらない授業が始まった。
「…あのさ」
聞きなれない声が隣から聞こえる。
「…え???」
あきとが私に話しかけている。
いつもならこんなことありえない。
「俺、嫌いじゃないから…」
話しかけてくることもありえないけど、内容もありえない。
そんなこと言うんだ…
それよりもあきとの声にひっかかっていた。
「…どした????」
さすがのあきとも私に確認してくる。
「…なんかあきとの声どこかで聞いたような……」
私がぽつ…っと独り言をいうとあきとの耳が真っ赤になった。
「あきと…耳真っ赤」
私はおかしくて笑いながら言った。
「…笑った。」
「ぇ?????」
「ひなこが笑った。」
私も人間だから笑うに決まってる。
あきとってばか??
そうココロの中で思いながら言った。
「私だって笑うよーッ」
「ふぅーん…」
それで二人とも静かになってパソコンを打つ音がカチカチと聞こえた。
あきとの声はまだひっかかったまだだった。