続いて、三守君たちも戻ってきた。



「ミルクいっぱい持ってきたよ!」



伶麻奈の両手には重そうな牛乳瓶の籠が2つもあった。



「まったく、俺が持つって言ったのに。」



「いいの、これくらい持てるんだから。」



「頑張りすぎだぞ、ほら汗。」



そう言って、伶麻奈の額にうっすらと浮かんだ汗を手で拭った。



「ありがと。」



はい、甘いですね。


出かけて行った三守君と伶麻奈も心配してたんだけど。


真田くんがあんなふうになってたから。


でも、心配して損した。


全然大丈夫みたいですね。