そして、1時間くらいが経過した。



2つのチームが出かけている間、昼間の疲れを癒すため、みんな眠っていた。



そして私も寝ていたんだ。



でも、今物音がして起きた。



「ただいま。」



扉を開けると同時に真田君が帰ってきた。



「おかえり、みんな寝てるから静かにね。」



「うん。」



でも、真田君を見ると木の実らしきものは拾っていない。


見つからなかったのかな。



「木の実は見つからなかったの?」



「・・・え?なんのこと?」


真田君は小首をかしげた。