「・・・まあな。」 やっぱり。 「なんでそれを私が知ってるってわかったの?」 それを知らなきゃ譲ってくれた意味がないじゃん。 「・・・見てたから。お前のこと。」 「えっ?」 「前に友達に21のゲームの勝利方法を嬉しそうに話してただろ?」 ・・・・確かに何人かに話した覚えがある。 「だから、譲ってやろうかなって。」 「でも、それじゃあ田部君は死んじゃうんだよ?わかってるの?」 私は抱きしめられた腕を力いっぱいに振りほどいた。