そして、控室で重たい空気が流れる。 田部くんと二人なのです。 「ねえ、なんで私を選んだの?」 私は、目の前の椅子にドカッと腰かける田部君に尋ねた。 はあっと、ため息を吐いて椅子から立ち上がったと思ったらこっちに向かって歩いてくる。 えっ・・・? 何がしたいの? 今は、杖も何にも持ってないから反撃も何にもできないし・・・ ましてや男子に反撃して勝てるわけがない。 そして背後に来たかと思うと一瞬髪がふわりと靡いた。