そして、数秒後軽く手を前に出した真田君の手の上に古い木箱が乗った。 それは、最初は薄くてかすんでいたけどだんだんと形を成していく。 「あっ、宝箱だ!」 伶麻奈が声を上げる。 すごい、本当にイメージするだけで出せちゃうんだ。 「・・・ふうっ、なんか疲れた。よし、達ちゃん。これでいい?」 「さすがコウキだな。ばっちりだ。」 その宝箱を受け取った三守君は二つにパカリと開いた。 中には10の勾玉を入れるくぼみがあった。 そして、紫の勾玉を一番左のくぼみに埋め込む。