「・・・だれか、やってくれる奴いないのか?」
「開、それは無理だろ。絶対そいつ噛まれるじゃん。喜びねぇ・・・」
シーンと静まり返る。
だってねえ・・・
何って言ったって噛まれるもん。
喜びなんか無い。
「きゃああああああああ!」
伶麻奈の叫び声が後ろから聞こえた。
「伶麻奈!!!新川君!なんで、ここにいるのっ!・・・伶麻奈を離して!」
一緒についてくることのなかった新川君が伶麻奈の首に腕を巻きナイフを片手に笑っていた。
私はとっさに叫んでいた。
さっきは着いてくるなんて言っていなかった新川君が伶麻奈の首に今にも切れそうなナイフを近づけていた。
・・・殺される?



