今は、恋人同士が愛を確かめるために観光客も訪れるという協会だ。
「っていうことは、ここローマだよね・・・しかも少し昔にタイムスリップしてきちゃったわけだ。」
・・・そうなの?
どうしてわかるの?
ふふっと三守くんは鼻を鳴らした。
「ローマは昔魔女狩りがあった国さ。そして、俺らが最初いた森はきっと守るべき扉の入り口からタイムスリップしてきたんだ。あそこはブレア・ウィッチ(魔女)がいた場所っていわれてるからな。森のどこかにあるって聞いてたけどまさか、遭遇できるとは・・・」
そんなことを言いながら三守くんはスマホでシャメり始めた。
・・・知らなかった。
オカルトだったんだね。
今来ている服も吸血鬼を想像するようなタキシードに私と同じ黒いマント、手にはワイングラスを持っている。
あーあ、本当に黙っていればかっこいいのにもったいない子。



