「・・・悪い。つい、かっとなって。」 「俺も・・・。」 2人はやっと一旦離れた。 「でも、俺らだって。傷ついてるんだよ。・・・仲間失ってな。しかもそれも俺らのクラスメートのせいで。」 やっと、三下君が口を挟んだ。 「どういうこと?」 「・・・ここに来る前は2人じゃなかったんだ。」 そう言って目を伏せた三下君。 私たちが分からない、何かがあったんだ、きっと。