その涙でスウッと競技場が元の薄暗い廊下に変わる。



「明りん!それはっ・・・。」



「・・・絶対に帰ってきてね。」




懐から短剣を取り出した明ちゃん。




「なんで死んじゃうのっ!命を粗末にしないでっ!」



カコが泣き叫ぶ。




「・・・これは定めなの。マスターに言われてるから。」



有海ちゃんの言葉にあったマスター・・・



それが、真の黒幕なんだろう。