私、カコ、夏ちゃん、長瀬君、永森君、三守君。




みんな疲れ切った表情で笑顔なんて臨めなかった。




「・・・死んでいった仲間のためにも絶対に戻ろう。」




「「うん。」」





そして、誰からともなく手を重ね合わせた。





「・・・俺たちの場所へ。」





強く下に手を押す。





きっと・・・帰れるはず。



帰らなくちゃ。




背負った重荷はそれまで呪縛となって私たちを苦しめ続ける。


・・・それが残った者の試練だから。