「・・・永森君。今までありがとう。助けてくれて。」
「広山さん・・・。」
「私、行くね。」
咲は最後に一番の笑顔を見せると戦闘ステージとクイズステージの間にある棚に走って行った。
そして、咲と永森君の名前が書かれたボタンを手に取った。
「・・・ありがとう。嬉しかったよ、・・・ちゃんと元の世界に戻ってきてね。」
「広山さんっ・・・!」
咲の指が動いた。
綺麗に笑った笑顔がだんだんと光に紛れて消えていく。
そして、棚にコロンと乗っかった小さな玉。
「永森君・・・拾ってきてあげて。」
私はそれだけ言った。



