「いいよ・・・俺、もう体力半分しかないんだ。俺が死ぬ。」 力なく笑う永森君。 「そんなことさせないっ!火事の時も助けてもらったし、あたし迷惑かけてばっかじゃん!!」 「気にしないで・・・いいんだよ。」 「・・・やだっ!」 咲は大粒の涙をこぼした。 私はなんだか見ちゃいけないような気がして目をそむけた。 「お願い。あたしが死んでもいい?」 「・・・ダメ。」 自分が死ななくちゃ相手が死ぬ。 死ぬのって未知の世界だから怖いんだよ、誰だって。