そして、穴のに書かれた文字。


【Flame】




「この英語どういう意味?」



夏ちゃんはちょっと待ってねと言って考え込んだ。



「・・・!あっ、思い出した。炎だよ。炎!」



「炎?」



そして、みんなは焚き木に一斉に目をやる。



「開、これをあの穴に埋めるとか考えてないよな?」



「かっ、考えてるわけないじゃん!無理でしょ。」



「・・・そうか。お前のことだからそんなことだと。」



・・・でも夏ちゃんの解釈が正しかったとすれば。



どうにかして炎と穴を組み合わせなくちゃ。




「・・・私、ちょっとやってみたいことがあるの。」




咲はみんなを焚き木から離れさせてそっと焚き木に手を伸ばした。