紫色の空の下には城っていうよりも空高くまで続く塔がそびえたっていた。
「うわ、不気味。てか、行くって誰も言ってないんですけど。」
夏ちゃん、ナイスツッコミ。
「んまあ、行く当てないんだったらさっさと行っとくべきだよ。」
「そうなの?なんで?」
「理由は言えないんだな。」
真夜ちゃんはうーんと唸った。
・・・そっか。
でも、あの塔に何か答えがあるっていうことだよね。
「そのためには武器がいるの?」
「そりゃあ、無防備で行くよりいいんじゃない?」
そうして、私たちは真夜ちゃんたちの意見に従って武器をそろえることにしたんだ。