「咲が目を覚まさないの・・・っ、どうしよう。あたしのせいだっ!」
カコはまだ泣いていた。
「ごめんねぇ・・・!咲っ、咲!」
そんなカコを見ていると私まで涙があふれてきた。
三守君から降ろされた永森君は自分で立っている力こそないけれどかすかにほほ笑んでいた。
きっと永森君は大丈夫だ。
「カコ、自分を追い詰めないで。」
「だってぇぇぇぇ・・・っ!私のシールドが爆発して咲を棚のところまで吹っ飛ばしちゃったのっ!そのせいで棚が倒れてきてっ・・・・ううううっ」
カコ・・・
自分のせいだって追い込んでるんだ。



