咲も煙を多く吸い込んだみたいで意識を失っている。 カコと私だけじゃ2人を助けられない。 「三守君っ!助けてーーー!」 「・・・待ってろ。」 遠くから私たちの声を聴きつけて三守君と夏ちゃんが走ってきてくれている音がする。 「大丈夫か・・・開っ!」 三守君は永森君のそばに駆け寄っていった。 「夏さん!一緒に棚を起こしてくれ!」 「任せてっ!」 私はカコを振り返った。 「咲を運べる?」 「うんっ、さっき迷惑かけたもん、頑張る!」 カコは咲を肩から乗せると入口のほうへ歩いて行った。