中はいくら夏ちゃんの水で火が消えたとはいえ熱がこもり切っていた。 「・・・コホッコホッ!みんなー!いたら返事してっ!」 「・・・こっちぃー。」 小さな声が聞こえた。 「行こう。」 「うん。」 私はカコの両手をしっかりとつかむと声のするほうへ走って行った。 周りはさっきまでそこで食事や睡眠をとっていたことも分からないくらいぼろぼろになっていた。 「永森君っ・・・!」 そこには棚の下敷きになった永森君がいた。 きっとそばに倒れていた広山咲(ヒラヤマ サキ)をかばったんだろう。