「夏ちゃんっ、みんなっ!」
私は火が燃え上がる小屋の前で叫んだ。
「柚子っ、・・・どうしたらいいっ!?うちにも魔力があればっ。」
夏ちゃんが中から出てきた。
その表情は温和で安定感のあるいつもの夏ちゃんとは違っていた。
・・・でも、
「きっと、大丈夫。みんなを助けたいことを強く念じるの。それで私も魔力が使えたんだから。」
「・・・分かった。」
私だってちゃんとした魔力が仕えているのかも曖昧でさっきコントロールするのも大変だった。
でも、「できない」んじゃなくて「やらないと」やってもいないのにできないなんて甘え事言ってたら向こうの世界に戻ったみんなに怒られちゃう。



