その光線はさっきの茉綾ちゃんの物より確実に早い。 これは、やばい。 「俺が・・・っ、盾になるから。その間に攻撃して。」 「えっ、真田!」 真田君は私たちの目の前に立ちはだかった。 そんなボロボロの体で。 「・・・早くっ!!俺の体はもう使い物にならないから。その前に早く!」 真田君は苦痛に耐えながら叫んだ。 ・・・・しょうがない。 「2人でやるか。」 「しょうがないから、やってあげるよ。」 私と三守君は構えた。