でも、その瞬間ヒュンと私の頬を何かがかすめた。 カチャン--- 地面に落ちたそれを見るとメスだった。 それから推測されるそれを投げた人物。 ・・・伶麻奈。 「友達だから?傷つけられない?甘ったれたこと言ってないでよね!」 そしてまた投げられた。 今度は注射器。 ・・・危険だ。 本能がそう知らせた。 そして懐から杖を取り出す。 赤茶の杖。 どうやら私にはこれしか武器がないようだから。 でも、やっぱり私は傷つけられない。