結局、私たちは6キロ走りきった・・・
やっぱり、その間もトナが姿を見せることはなかった。
てか、足パンパン。
走ってるときは息が辛くて走りきった後は足と腰と酷いときは気圧の関係で耳までおかしくなる、持久走はやっぱりやるべきじゃないよ。
周りを見るとみんな吊り上げられて暴れて力尽きた魚みたいに横たわっている。
あはは・・・ですよね。
そんなふうに苦笑している私も今すぐベッドにダイブしたい。
「ゆ・・・ず。疲れたぁ・・・」
弱弱しい声で私の肩に頭を預けてくる恵美里。
可愛い・・・なんて思えないほど私は疲れています。
「柚子も疲れたぁ・・・」
私、疲れるorテンションあがるorなんか変な気分だと一人称が名前になっちゃうんです。



