「どういうこと?なんで?」 「・・・だから分からないの、なんにも。」 真田君はその時小さく呻いた。 「痛っ・・・!」 そして、真田君の腕に流れる赤い液体。 「こんな傷、どうしたの?」 「本当にわからない。・・・もう放っておいて。」 そのまま傷の手当てもしないでよろよろと立ち上がって小屋に帰って行ってしまった。 ・・・分かんないってどういうことなの? 私もそのあとを追いかけて小屋に入った。 このやり取りを薄ら笑いを浮かべて見ている人がいるとも知らずに。