俺が向かったところは、海が一面見れる場所だった。

この場所を知るのは、俺だけだった、
でも、この場所を知るのは二人になった。

「うぁ、綺麗。」

俺と、
俺の横ではしゃいでるこいつ

花音

花音は、いきなり顔を下に向けた。

どうした・・・・・?

花音の服には、小さな水の跡が付いていた。

もしかして!

グイッ

両手で花音の頬を掴み、上にあげた。

花音の目には、涙からは無数の涙が流れていた。