「花音!おはよう。あっ、輝喜君おはよう。」

にっこ

結香ちゃんが満面の笑みでやってきた。
あ~、結香ちゃん笑顔が似合う。うらやましい。
私も、そんな女の人になりたい。


「はよう。」


つーんとした、挨拶をすると。どこかに行った輝喜君。


「花音、輝喜君と何話してたの~?」

「目のお話?」


実際は、目のお話じゃないけど目のお話も交じってるからこういっていいよね?
だって、一から説明するのめんどくさいもん。



「ふ~ん。そう、それとね!私好きな人できちゃった。」


好きな人・・・へぇ~。
へぇ~、・・・・。え~!今まで、好きな人を全然作らなかった結香ちゃんが!?


「えっ!好きな人?誰、誰?」



結香ちゃんの好きな人気になる~。

「え~、・・・・えっとね、輝喜君なんだ。」


輝喜く、ん?



「そ、そうなんだ~?二人お似合いカップルだよね~。」


そうだよ、二人は本当にお似合いだよ。
両方、美男美女だし。なのに、なんで私こんなにも傷ついてるの?


意味が、分からない。


「応援してね!」


「・・・うん、もちろんだよ。」


にっこり

私、うまく笑えてるよね。