とことこ

ピンポーン

今日は、鍵を忘れたのでチャイムを押す。
・・・・、誰も出で来ない。

車を見ると・・・、ない。

出かているのか・・・・、気長に待とう。


玄関に座り込む。

ピンポーン


隣の家からチャイムが聞こえる。
絢の家からだ。


「もう、最悪!鍵忘れちゃった。」

絢の声が聞こえる、別れてからもう一度もしゃべたりしていない。
だから、今あったりするのは気まずい。

「どこかで、暇でもつぶそかな。あ~!輝喜。」


・・・、見つかった。
見つかって悪いわけじゃないんだけど会うのはやっぱり嫌だ。


「久しぶり~!好きな人できた?私ね、あれから別れちゃった。」


「ふぅ~ん。」


興味なし。

「別れちゃった・・・。」


「だから・・・。」


全然興味ない。
別れたから、なんだよ。


「すきなひといる?」

「いるけど。」

「もしかして、私?」


「・・・・っぷ。」


思わず吹き出す、自意識過剰?お前・・・、ありえねぇ。